こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

理想的な基礎体温表では、低温期と高温期の境目で
体温の陥落が生じ、陥落日に排卵が生じるようになります。

参考記事
http://www.suzuran7.jp/taion/risou.html

生理周期は一定のサイクルを描きますが、そのサイクルには
個人差があります。そして加齢によってもサイクルは変化
します。

正確な生理周期を把握するためには、1周期の基礎体温を
測定するだけでなく、できれば3周期続けて測定することが
望ましい
と言われています。

計3周期測定することで、ご自分の平均的な生理周期が
詳しく確認できるようになります。

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先ほどの理想的な生理周期をもう一度確認してみると、体温
陥落日は低温期14日を経過した直後に生じております。

この体温陥落日の前後の数日が排卵日であることは
前回のブログで説明したとおりです。

ただし、基礎体温表による排卵日の確認は、安定した基礎
体温表を描いていることが必要条件になりますが、
現実的には、生理周期には個人差があり、
生理周期が短い人もいれば、長い人もおります。

ご自分の生理周期の日数を正確に把握し、生理周期が
安定しているかを確認するうえでも、基礎体温表をつけ、
排卵日を可能な限り特定することが望ましい
のです。

また、生理周期と排卵日は、妊娠と深い関係があります。

今では、自動的に排卵日を測定できる婦人体温計や
インターネット上からデータを入力するだけで、自動的に
排卵日を計算できる便利なツールもあります。

ツールや婦人体温計は万能なものではないですが、
排卵日をある程度予測することは可能です。

ただし、ツールはあくまで自動計算されるだけのものです。、
生理周期の傾向はつかめても、正確に排卵日を計測できる
ものではありません。

基礎体温表の原理を正しく理解するうえでも、
始めは基礎体温表をご自分の努力でつけられる
ことをお勧めしているのです。

すずらん鍼灸院
大島宏明