こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

前回に引き続き、自律神経失調症と不妊、東洋医学の
関係について説明致します。

東洋医学には、自律神経という概念は存在しません

東洋医学においては、健康の要素は、全身を流れる
「血」「気」「水」の3つのバランスにあるとされ、
「血」「気」「水」の要素と経絡や臓腑の機能が合わさって、
身体のバランスを保つと定義しております。

また、身体のバランスを、「陰」「陽」の相反する2極で
定義することもあります。

つまり、東洋医学では、自律神経の乱れを「血」「気」「水」、
あるいは「陰」「陽」のバランスが崩れた状態
と定義
しているのです。

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東洋医学では、よく「未病」という呼び名が使われます。

西洋医学では、未病は病気ではなく、健康な状態として
扱われています。

では、東洋医学における「未病」とはどのような状態でしょうか。

未病とは、「病気ではないけれども、このまま放置すると
やがて病気が現れる身体の状態」を言います。

この状態は、「半健康半病気」とも言えます。

以前に、西洋医学では、自律神経失調症は病気ではなく
自覚症状に分類されると説明しましたが、東洋医学では、
未病を「身体の異常」とはっきり定義しているのです。

つまり、本格的な病気が現れる前から治療を行う
という「予防」に東洋医学の趣旨がある
のです。

東洋医学においては、自律神経失調症の治療は、
自律神経の異常が生じる前に、異常の元となる根本
原因を、根こそぎ取り除いてしまおうという概念が
あります。

すずらん鍼灸院
院長 大島宏明


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