こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。
前回は、培養について説明しました。

【ステップ1】排卵誘発

【ステップ2】採卵

【ステップ3】精子の採取

【ステップ4】培養

【ステップ5】胚移植

【ステップ6】確認

前回までに「採卵」「培養」「胚移植(着床)」の3要素が妊娠できるか
どうかの関門であることを説明しました。

ところで、これらの各ステップの成功確率はどのくらいでしょうか。

簡単にまとめると、以下のようになります。

各ステップにおける成功確率
■採卵 90~95%
■受精 78~82%
■胚移植(着床)20~23%

体外受精を受けられた患者さんの95%は採卵のステップを
無事、通過しております。

そして次の受精のステップで成功する可能性は80%と言われています。

しかし、胚移植(着床)の段階になると成功確率がぐんと下がり、
20%台まで落ちてしまいます。

これを踏まえると、「胚移植(着床)」が体外受精の成功にとって最大の難関
であるかがおわかりかと思います。

参考までに、着床後、流産になる可能性は15%と言われており、
無事、着床できれば、85%の人が妊娠できることになります。

ところで、胚移植とはどのようなことを行うのでしょうか。

胚移植とは、分裂した胚盤胞を女性の胎内に移植する
ことをいいます。

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移植後、女性の体内で着床を待つことになります。

次回は、胚移植について詳しく解説致します。

(続く)

すずらん鍼灸院
大島宏明


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