こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

人工授精、体外受精、顕微授精の違いがよく
わからないという声を聞くことがあります。

これらの全てが、保険が適用されないため高額の費用がかかると
勘違いしている人もおります。

そこで、今回はこれらの3つの治療の違いについて説明して
まいります。

人工授精、体外受精、顕微授精は、医学的には別々の
治療法として分類されており、治療に使われる設備や
費用も異なります。

そもそも、人工授精は高度生殖医療でなく、あくまで
自然妊娠の部類に入ります。

そのため、人工授精は保険が適用され、大きな費用が
発生することはありません。

国の助成金においても体外受精、顕微授精が対象になって
おります。

3つの治療の違いをまとめると以下のようになります。

人工授精
女性の排卵日を予測し、男性の精子を採取して
タイミングを合わせて子宮内に精子を移す方法。

精子の採取には、質が良く、運動率の高い元気な精子を選び、
妊娠確率を高めていきます。

体外受精
卵子と精子を体の外で受精・分裂させた後、
受精卵(胚)を子宮内に移す治療法。

体外受精は、人工授精を行っても妊娠が出来ない時に、
次のステップで行う治療方法になります。

顕微授精
極細で筒状の針を使って、その中に精子一個を
入れ、それを直接卵子に注入して、受精を促す方法。

顕微授精は、体外受精で妊娠出来なかった場合や、極度の
男性不妊の場合に行われることが多いです。

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次回ではもう少しわかりやすく説明致します。

(続く)


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