こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。
体外受精の成功確率を高める鍼灸治療について解説します。
体外受精について様々な論点を解説しました。
体外受精は年々進歩し、成功確率も徐々に高まっている
ものの全体的な成功確率は未だ30~40%といってよいかと
思います。
まだまだ成功確率は高いとは言えず、半数以上の方が
高額の費用をかけたにも関わらず妊娠できなかったという
現実があります。
体外受精を行っても妊娠できない主な理由としては、
重荷3つの要因があります。
【体外受精で妊娠できなかった要因】
■質のよい卵子が取れなかった(採卵ができなかった)
■受精が出来なかった
■着床が出来なかった
体外受精の重要な治療工程には、「採卵」「受精」「着床」が
ありますが、ステップ毎の成功確率は次のようになります。
■採卵 90~95%
■受精 78~82%
■着床 20~23%
これを見ますと最も成功率が低いのが「着床」になります。
着床は、もちろん、母親の胎内で行われます。
そして、「卵子の質が悪い」「受精ができない」などの
理由に、卵子をつくる生殖器官の機能が低下して
いることがあります。
採卵、受精、着床は、生殖器官の機能と深い関係があります。
生殖器官の機能を高めるには、医療機関の技術に
頼るだけではやや不十分な面があるかもしれません。
医療機関における排卵を促す治療はあくまで人工的な
ものであり、体質を改善したり、生殖器官の機能を
高めるものではないからです。
本来ならば、長年の悪い生活習慣が原因で、生殖機能
の低下を起こしている場合には、それと同じだけの年月を
かけて悪い生活習慣を改善する必要があります。
ただ、現実的にはそこまで期間をかけて体質を変えていく
ことは困難です。
このような背景のもと、生殖器官の機能や免疫力を高められる
鍼灸が注目されるようになったのです。
(続く)
公式サイト
不妊・鍼灸院 – 東京すずらん鍼灸院