こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

今回は、「妊娠しやすい身体つくり~9つのコツ」
の3つめのテーマである、「足湯・半身浴」について
説明致します。

【妊娠しやすい身体作り~9つのコツ】
●食生活の見直し~身体を温める食事/冷やす食事
●体温を上げ、基礎代謝を高める
●足湯・半身浴
●服装・室内環境の見直し
●有酸素運動の進め
●サプリメントの摂取と見極め方
●漢方治療
●経絡(ツボ)刺激・鍼灸治療
●心の調和とイメージングの力

東洋医学では、「上虚下実」という言葉があります。

この言葉の意味は、「下半身は気が満ちて充実し、上半身は
リラックスした状態」を示し、「上虚下実」こそが
健康を維持する理想の状態とされています。

これを西洋医学風に解釈すると「頭寒足熱」になります。

「頭寒足熱」とは文字通り、頭が冷え、足部が温かい状態を
言い、身体の健康を維持する上での理想型とされています。

しかし、現在人の多くは、「頭熱足寒」の状態であり、上半身が
暖かく、下半身(足、子宮、卵巣など)が冷えている傾向にあります。

007239

特に足先は、心臓から最も離れているため血流が最も悪くなり、
冷えやすい位置にあります。

心臓を起点に流れた血液は足部を通り、内臓、頭部、そして
心臓へと戻って循環していきます。

もし、足部で血液が滞りそこで血液が冷やされると、冷えた血液が
体中を循環することになってしまいます。

その影響から、妊娠にとって大切な器官である子宮や卵巣も
冷えてしまうことになるのです。

子宮そのものを直接温めることも、もちろん大切ですが、
子宮が冷える根本原因となっている足先を温めることで、
子宮を温める効果が高まる
のです。

足元の血行が良くなれば、子宮や卵巣が温まると同時に、
骨盤の働きが活性化します。

骨盤の状態が正常に整うことで、身体全体の機能も高まり、
妊娠に適した身体がつくれるようになるのです。

このような背景から、『足湯』をお勧めしております。

足湯は、「服を着たまま」「椅子にすわったまま」
「居間でテレビを見ながら」でも行うことができます。

足湯は、洗面器やバケツなどにお湯を入れて、足首を
温めても行えますが、足湯専用グッズも販売されて
おります。

足先の末梢血管が温まることで血流が改善し、
身体全身が温まる
ようになります。

不妊体質の改善のためにも、日々の生活に足湯を
取り入れることをお薦めしています。