こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

今回は、「妊娠しやすい身体つくり~9つのコツ」
の5つめのテーマである、「有酸素運動の勧め」について
説明します。

【妊娠しやすい身体作り~9つのコツ」
●食生活の見直し~身体を温める食事/冷やす食事
●体温を上げ、基礎代謝を高める
●足湯・半身浴
●服装・室内環境の見直し
●有酸素運動の勧め
●サプリメントの摂取と見極め方
●漢方治療
●経絡(ツボ)刺激・鍼灸治療
●心の調和とイメージングの力

赤ちゃんを待ち望んでいる女性にとっては、
生理が来る度に落ち込んだり、回りの人からの
無理解な言葉に辛い思いを経験したことも
おありかと思います。

赤ちゃんが授からない女性にとって、妊娠できないことは、
とてもプレッシャーがかかり、ストレスがたまることの
毎日なのかもしれません。

極度のストレスや緊張が、身体の健康に悪影響を及ぼすことは、
多くの読者はもうおわかりかと思います。

しかし、現実的には、心をコントロールして、ストレスを
溜めないようにすることは、とても難しいことでもあります。

そこで、当院よりお勧めしたいのが、
有酸素運動』になります。

近年の研究において、極度のストレスがたまり、
ウツ症状になる人の特徴として、
脳内のセロトニンと呼ばれる物質が減少傾向にある
ことが明らかになりました。

セロトニンが減少してセロトニンの運動能力が低下すると、
自律神経が乱れ、ストレスが溜まりやすくなり、更年期障害や
生理不順の原因になると言われます。

ある研究機関において、セロトニンの減少・低下を予防する方法として、
「適度な運動」をあげられ、実際に、運動した直後にセロトニン(神経
伝達物質)が増加したとの調査報告が出ておりました。

つまり、セロトニンが増加することで、自律神経が安定化し、
ストレス耐性が高まるようになるのです。

なぜ、運動をするとセロトニンが増加するかについては、十分な
メカニズムが解明されていないのですが、ストレスとセロトニン
には密接な関係がある
ことは、ほぼ間違いのないこととして
知られています。

そこで、単なる運動よりもぜひお薦めしたい運動法があります。

それが、『有酸素運動』になります。

joging

『有酸素運動』とは、通常の運動とは異なり、呼吸を整え、
リラックスして、新鮮な酸素を取り入れていく運動を言います。

この「有酸素運動」を取り入れることで、さらに
ストレスに強くなり、妊娠しやすい身体つくりに
貢献できるようになります。

次回は、有酸素運動について、詳しく説明してまいります。