こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

今回の記事より、不妊症の原因について、
もう少し詳しく説明していきたいと思います。

前回において、不妊は女性だけでなく、男性の方にも
原因がある
とことを解説しました。

ところで、男性不妊の原因には、どのような要因が
あるかをご存じですか?

男性不妊の主な原因を述べると、次のとおりになります。

【男性不妊の原因】
●精子の減少および精子の質の低下(造精機能障害)
精子の数が減ったり、子の質が劣化する症状。男性不妊
の大半を占めると言われています。

代表的な疾患に精子減少症、無精子症、精子死滅症、
乏精子症、精子過剰症があります。

●通過障害
精子が通過する道(精管)に炎症が生じ、精子が通りにくく
なる症状。代表的な疾患に精路通過障害、精索静脈瘤、
精巣上体炎があります。

●性機能障害
いわゆる勃起障害のこと。発育不全や外傷が主な原因だが、
ストレスによる勃起障害が近年増えております。

上記をご覧になればおわかりのとおり、男性不妊の
原因の多くは、精子をつくる機能の低下または異常
(造精機能障害)
になります。

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男性の場合は、精液の見た目はほとんど同じで、痛みの
症状が現れることは稀です。

「精子が減ったかどうか」
「精子の質を確認する」

などを肉眼で判別することはまず不可能です。

そのためか、男性は「自分には絶対異常はない」と思い込み、
不妊検査を受けようと思いません。

奥さんが夫を説得し、精液検査を受けて始めて
男性不妊を発見できることが多い
ため、発見が
どうしても遅れがちになるのです。

造精機能障害や通過障害、性器脳障害の原因については、
明確に解明されていません。

しかし、近年の特徴として、ストレスが原因による
異常が増えているとされています。

又、意外なことですが、若い男性世代での性への
無関心が増えており、その影響により勃起不全が
増加したように思います。

ストレスがたまると男性ホルモンに異常を生じ、
自律神経にも悪い影響を与えます

この自律神経は、男性の性的欲求・行動と
深い関係があります。

勃起は、リラックス神経と呼ばれる副交感神経と
深い関わりがあるため、ストレスなどによる
緊張状態が続くようになると、副交感神経の
働きが弱まってしまうのです。

そのため、勃起不全を生じるようになるのです。

その他、草食系男性という言葉が流行ったように
食生活の変化なども男性不妊に影響を与えていると
言われています。