こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。
「不妊治療って具体的にどうゆうことをするの？
どこの医療機関に行けばよいの？」
これまで不妊治療の経験がない方なら、始めはいろいろ
不安に思うことと思います。
一般的に不妊治療を行える医療機関は、婦人科や産婦人科、
不妊専門のクリニックになります。
他には鍼灸院、漢方医なども、不妊の治療を
行っていることで知られています。
出来るならば、病院に通うことなく、自然妊娠したいと
いうニーズは多くあるかと思いますが、これらについては、
後日解説致します。
今回は、不妊治療の基本知識として、最も良く
知られている婦人科による治療の内容について
解説していきたいと思います。
***
婦人科の不妊治療は、いくつかのステップ（段階）が
あります。
もちろん、体の状態などによって治療方針が変わることが
ありますが、基本的な不妊治療のステップは次の通りとなります。
【不妊治療の基本ステップ】
タイミング法
↓
人工授精
↓
高度生殖医療
婦人科では、基本的な検査が終わった後に、
身体に負担の少ない治療法から段階的に行っていきます。
【タイミング法について】
基礎体温表をつけて排卵日を予測し、
排卵日にタイミングを合わせて性交渉を行います。
【人工授精について】
タイミング法のステップで妊娠できなかった場合、
または生殖器官に異常がある場合に行う治療法。
人為的に良質な精子を取り出し、それを子宮内に入れて
妊娠を促します。
【高度生殖医療について】
人工授精のステップで妊娠できなかった場合に行う不妊治療。
体外受精（IVF-ET）と顕微授精（ICSI）があり、通常、
体内で行われる受精を体の外で行い、その後、受精卵を
子宮内に移植します。
タイミング法は、タイミングを合わせて妊娠を
促す方法で、自然妊娠に分類されます。
タイミング法は、精神的にも経済的にも負担が軽く、
不妊治療の第一ステップに行うこととして知られています。
基本的にステップが進むほど高額になり、高度生殖医療では、
保健適用外となり、数十万円以上の費用がかかるようになります。
しかも、高度生殖医療においても、必ず妊娠できる保証は
ありません。
高度生殖医療の技術は日進月歩でありますが、それでも
成功率は４０％にも満たないと言われています。
（次回に続く）
すずらん鍼灸院
大島宏明
